特殊な性癖の生じる理由

一見なんかすごく真面目で医学っぽいタイトルだが、簡単に言えば「変態さんの前世って、どんな前世かな?」と言うお話だ。
でも別に笑えるような話でもなく、これまたすごく真面目でちょっと悲しい物語なのだ。

誰にでも人に言えないような悩みや秘密は沢山あるだろう。
お客さんの中にも、ちょっと人には言えない様な恥かしい癖を何とかしたくて来られる様な方もいる。
そう、人から見れば変態じゃないかと思われる様な、あ~んな癖やこ~んな趣味。

でもそんな変態的な癖や趣味も、ヒプノで探るとちゃんと原因となった過去や前世が出てくるのだ。
そしてその原因を理解する事で、そのものに対するトラワレが弱まる。あとは本人の手放したいと言うしっかりした意志さえあれば、その癖や趣味は比較的楽に手放せるようになるのだ。
ただし原因となる前世は一つとは限らず、通常はいくつかあるものなので、場合によっては心応理講座の様な、学びながら繰り返し前世を体験する様なコースの方をお勧めする事も多い。

ここでは、お客さんの恥ずかしい話を書くわけにはいかないので、申し訳ないがまた私自身の話になる。
去年、お客さんの中でそんな特殊な性癖の原因の分かる前世を誘導する機会があって、ふと私自身もそんな何気ない癖や趣味にも原因となる前世があるんだろうかと興味が湧いた。
去年の心応理講座の中で、お客さん達と一緒に前世を体験する機会が毎回あったので、その中で挑戦してみる事にしたのだ。

テーマは「何故チラリズムに興奮するのか分かる前世」だ。
男性の方なら分かるだろう。全裸で目の前歩かれたら「服着ろよ」と思うのに、見えそうで見えない服で出て来られると、何故かつい覗き込んでしまうあの感じ(笑)。
全身丸見えよりも一部分だけが見える方が何故かエロく感じてしまう感覚。
変態度としては全然物足りないが、このぐらいソフトな方が一般的に分かりやすいと思うし、ここからプロの変態さん(?)の変態に至る理由も結構想像がつくと思う。

これは本能的なものであって原因なんてないんじゃないかと、最初は思っていた。
でももし何か出てきたら面白いだろうなと思って試しに真面目に前世療法に挑戦してみたのだ。
するとちゃんと原因となる分かりやすい前世が出てきて、意外過ぎてビックリした。

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時代は江戸時代の様だった。
私はまだ8歳前後の男の子だった。どこかの部屋で一人で布団に寝ていた。

何かの物音で夜中に目を覚ました。
暗い部屋の中、襖の隙間から光が微かに漏れている事に気付いた。
その襖の向こう、隣の部屋から大人の女の人の激しい息遣いが聞こえる。
何事だろうと、光の漏れる襖の隙間から向うの部屋を覗いてみた。
すると私の父親と、よく知らない女の人が抱き合っていたのだ。

もちろん幼い私には何をしてるのかよく分からない。
でも何かヤラシイ行為をしていると言う事と、父親がその女の人が好きだと言う事は、何となく理解できた。
そしてこれは子供の自分が見てはいけないというのも何となくわかる。
その女の人の着物がはだけ、あらわになった胸が薄灯りに照らされ、妙に印象的に見えて興味を惹かれる反面、見てはいけない様な罪悪感とで非常に複雑な気持ちになった。

気付かれたらきっと父親に怒られると思い、私はすぐに布団に戻った。
大人の女の人の裸を見たと言う興奮と、見てはいけないものを見てしまったと言う気持ち。
そして父親に見捨てられたような妙な孤独感…。

そう、一見小さい頃によくある何でもない事件なのだが、私の中ではこの孤独感が一番大きかったのだ。
なぜこんなに孤独感が強いんだろうと少し探ってみて詳しい事が分かってきた。
どうやらこの前世での幼い私は、母親を早くに病気か何かで亡くしていたのだ。

まだ幼かったので母親が亡くなると言う事自体は、よく分からなかったのかもしれない。
でも二度と会えなくなったことは理解していた様だった。

そして父親もきっと私と同じように寂しい思いをしているに違いないと思っていた。
なのに父親は新たに知らない女性を家に連れてきた。
それがさっきの場面に出て来た父親の抱いていた女の人だ。

亡くなった母親がかわいそうに思えたのかもしれない。
同時に父親が新しい女の人を好きになった事で、自分が一人取り残されたような孤独感や、父親にとって自分は邪魔になるんじゃないかと言う不安感もあったのだろう。

もしかするとその女の人が自分の事を邪魔に感じている事を察知していたのかもしれない。
亡くなった母親の事を思い出してしまって悲しくなり、耳をふさぎながら布団の中で懸命に眠ってしまおうとしている場面だった。

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なんかもっと如何わしい笑える前世が出てくるのかと思いきや、こんな妙に寂しくて悲しい感じの前世が出て来たので正直ビックリした。
でもこれはまさに心応理で言う「孤独の領域」に入る原因要素そのもので、すごく納得させられた。
孤独の領域は、主にこう言った幼少期の寂しい出来事が原因で陥る領域だ。
親に見捨てられたとか、愛されていないとか感じるようなショックな出来事が幼少期にあると、大人になってから性や恋愛面でのトラブルを色々引き寄せやすくなる。
浮気性になってしまったり、性を売る様な仕事にばかり縁付いてしまったり。

そこまでいかなくとも、ちょっとした理解されがたい趣味や性癖なんかも、今回の様に原因となる過去や前世があると言う事があらためてよく分かった。
この様な原因となる出来事があったから、潜在レベルで意識が囚われてしまい、それが性格や癖に繋がってくるのだ。
でも原因が前世にあると、自分でも何故そんな衝動が湧いてくるのか理解できない。
これは本能的なものかと考え抑え込もうとするのだが、抑えようとすればするほど衝動が強くなってくる。
そして時には犯罪に至ってしまう事もある。

テレビのニュースなんかでも「なぜ?」と一般の人にとっては理解しがたい事件がよく起こったりする。
あんな真面目そうな人が‥と必ず言われる。
でも犯罪者には犯罪者に至る理由が必ずあるのだ。本人にしか分からないドラマが必ずある。
どれだけ罰則を強化しても、その衝動を抑え込む事は出来ても、衝動自体は無くならない。
ただその衝動の生じる本当の理由を本人が理解できた時、その根底にある嫌悪や孤独にいたる「親に理解されたい」「親に愛されたい」と言う気持ちに気づけた時、初めてその衝動は消化される。

私のこの癖はヤバイとと感じたら、その気持ちを抑え込もうとするのではなく、なぜどこからその衝動が起こってくるのか、その衝動そのものを観察してみて欲しい。
小さい頃、その衝動に関連してそうな何か満たされない出来事は無かったか。
とくに親との関係性の中で何かなかったか。

何かありそうと感じたら心応理講座がお薦めだ。
特に過去の問題は「浄化編」だけでイイ。学びながらじっくり消化していける。
何も思い当たらなければ個人セッションやグループワークで前世を探ってみるのもイイだろう。
私のエピソードの様に、過去や前世で何があったのか知るだけでも衝動はコントロールしやすくなる。

軽蔑されたら、嫌われたらと不安になる必要なんてない。
少なくとも私は世の中に嫌いな人は作らない主義だ。来るもの拒まず去るもの追わずで、どんな変態さんでも理解に努める。
それでも抵抗があったり、遠方の方は試しにまず執筆本を読んでみるだけでもイイと思う。
音源も付いているので色々とヒントが見つかりやすいはずだ。

そもそも誰かに迷惑をかけない程度の癖や趣味なら、そのままでも何も問題はない。
私は普通じゃないのか?とか考える必要も全くない。
「普通」と言う価値観は今の人類が互いに仮で共通認識している概念に過ぎない。
昔は、敵国の人間は殺しても良いと言うのが「普通」だったくらいだ。
遠い未来には、食用のために動物を殺す事も罪になる時代が来るかもしれない。でも今は家畜を殺して食べるのも「普通」なのだ。
我々の言う「普通」なんて、どこまで信用できるか分からない。
ただ誰かが傷付いたり、辛い思いをさせてしまうような行為は良くないって事ぐらいは、宇宙レベルでも通用しそうな価値観だ。
盗撮や痴漢など、宇宙人でも嫌がるだろう。そこまで至ってしまう様な事は避けたい。

ちなみ私自身、この前世を見てから、ちょっとチラリズムに対する興味が薄れた様な気はしている。
それを一緒に参加していたお客さんに話すと「それはそれで男としてどうなんでしょう?」と問われた(笑)。
まぁ確かに。男性から性欲が無くなったら人類は滅ぶかもしれない。
多少の変態癖なんかは全人類存続のために必要なのかもしれない。
私も全人類存続のために、生活に支障のない変態癖は大切に残していこうと思う。