タグ: 霊能者とは

霊能者の見分け方

霊能者はNさん親子のように、高次元の存在に力を借りるタイプと、動物霊などの低級霊に力を借りるタイプの2つのパターンに大きく分けられる。
特に動物霊に力を借りる霊能者は、自分が動物霊に憑かれてるとは認識できないだけに(中には堂々と狐や蛇を崇めて力を借りている霊能者もいるが)平気で相談者に眷属を憑けてしまったりする事もあるので厄介だ。

ここで特にその動物霊について詳しく書く。 まずCさんのケースで出てきた「こっくり」さんについて。
「こっくり」さんとは漢字では「狐狗狸」と書き、読んで字のごとく狐や狸などのいわゆる動物霊や低級霊の事を指し「こっくり」さんで高級霊が出てくる事はまずない。
霊界幽界において近い未来を正確に言い当てる事は、たやすい事であり正確に的中するからと言って信用する事は危険。人間に霊力を貸す動物霊としては、ここでは特に狐、蛇、狸を指す。

動物霊は自分で合掌する事が出来ないため、自分だけの力ではなかなか霊格を上げていく事が出来ない。そのため人間にとり憑いて人間に代わりに祈らせる事によって霊格を上げようとするそうだ。動物霊に憑かれた霊能者や宗教が多いのはそのため。動物霊に憑かれると思わぬ成功や霊力をもたらすケースが多い。
だが憑かれた人間は功徳を一気に使い切らされるようなもので、功徳がなくなると動物霊はその人からさっさと離れてしまう。およそ5年から10年で離れることが多く、離れたとたん既に善業を使い切って悪業だけが残っているようなもので一気に運気が下がり、事故に遭ったり霊感タレントで言えば犯罪が発覚したりと悪業のカルマが現象化しやすくなる。 また動物霊に憑かれたまま死んだりすると、その動物霊の眷属となり二度と人間に転生できなくなるとも言われる。

動物霊はホントに動物だった霊が死んで霊障を起こすという見方と、人間だった霊が動物霊のマネをして霊障をおこすと言う見方の二つの考え方があるようだ。
まぁ、動物霊に憑かれたまま死んで、その眷属になると言うケースなんかは後者に当たるだろう。 ただ見える時は本当に蛇や狐にしか見えないので、その霊の性質によって狐に見えたり蛇に見えたりするのではとも思うのだが、この辺りはホント霊能者によっても見解がバラバラなので結論は出せない。 アチラの世界に行く事があったら、その時に自分の目で確認していただきたい。

ちなみに以下にそれぞれの動物霊の性質、特徴をあげてみた。

動物霊の特徴
攻撃的。執着が強い。蛇にとり憑かれると嫌悪が強くなる。非常に手口が巧妙で心理的に誘導するのがうまい。脅し上手で異性を性的に刺激する。
狐にとり憑かれると、やたら派手に自分を着飾るようになる。プライドが高くなる。蛇よりも異性を性的に刺激するのがうまい気がする。一時的にモテたい時はオススメかも‥でも性的目的の人間か、同じように動物霊に憑かれた人にしかモテないので、その後の人生の保障は出来ない。 ちなみによく神社など、神様の眷属として表現される狐などは霊格が高く動物霊とは違う。ただしあまり高次ではない神さんは天罰を与えることがあるから注意したい。
狸は関わった事がないのであんまりよく分からないが、聞く話では怠惰とか胃が底なしだとか。お金儲けがうまいなど。怖い話はあんまり聞かないが、それでも憑かれたまま死ぬと人間に転生できないのは、狐や蛇と同じ。
その他の動物霊
他はあんまり寒気がしないので分からないが、全く害が無い訳ではなさそう。それぞれの動物霊の性質にもよるので油断はできない。やはり同様に憑かれると霊力がついて、おかしくなるケースもあるようだ。

次に動物霊に憑かれた時の特徴をあげてみる。

動物霊に憑かれた時の特徴
神仏や美男美女に化け、偶然を装って巧妙に一気にとり憑かれる
動物霊は夢や幻覚などで、その人にとって信じやすい都合のイイ姿で現れる。疑う余裕を与えないように奇跡のような偶然を演出しながら近づいてくる。他の眷族も呼び込んで一気に押さえ込んでとり憑かれる。あとは精神的に徐々に侵食されていく。
はたから冷静に見るとその異常な信仰心がオカシイと気付けるものなのだが、結構まともに聞いてると一緒になって信じてしまいやすい。
突然の成功と霊力、そして突然の転落
とり憑かれても何も気付けない事が多い。しかし突然、何も努力なしに成功したり、急に有名人になったり。また今まで全く霊感のなかった人でも突然すごい霊力がついて、予知や霊視がとても正確に出来るようになる。とり憑いた動物霊が憑かれた人の功徳を前借りして使い倒していくようなモノで、とにかく憑かれた当初は運気が一気に上がる。
しかし5年から10年して、功徳を使い切ると動物霊は離れる。この時、運気が一気に下がるので、事故にあったり破産や借金を負ったり、病気や怪我などろくな事がない。
動物霊に憑かれた霊感タレントなどは、短命(5~10年)で急に霊力が無くなってテレビに出なくなったり、悪事が発覚したりして消えていく事が多いので分かりやすい。
モテモテ
何故かあやしひ魅力を放ちモテモテ。特に狐に憑かれた女性霊能者は見てると色んな意味でドキドキさせられる(笑)。
しかし憑いてる動物霊が、そう言うエネルギーを発してるだけなので、実際には性欲目的の特定の層にしかモテない。また憑いてくる動物霊のオスメスによるのかよく分らないが、私が狐に憑かれた時は男にモテました(涙)
高額な金銭を要求する
霊視やお祓いに対して5万10万と平気で要求してくる。なんで霊なのにお金を欲しがるのか。一つは憑いた人を利用してさらなる事業の拡大、宗教の場合は更なる信者の獲得。もう一つは高額なお金を払わせる事で、相手の意識は一気にこちらに執着するので、とり込みやすくなる。
人間に霊を憑依させる
憑依は、憑依される人間の身体にとって決して良くない行為。高次元の存在に守護されてる霊能者であれば、ワザワザ生きた人間に死霊を憑依させて喋らせるなど、そういった危険な事は避ける。
予知や予言が正確
動物霊に憑かれると「何日の何時何分に誰々が現れるから、何々しなさい。」と、とにかく時間指定から何から何まで細かく正確に言い当てる事ができる。このため多くの人が「この人こそホンモノの霊能者だ」と信じてしまう。しかしそんな事はアチラの世界では容易いことで低級霊でも簡単に出来るものなのだ。
逆に高次元の神仏は、相談者のためを思って最も良い結果が得られるような言い方をする。だからハズれる答えを言ってくる事もあるが、そのハズれる答えによって相談者が努力してよい結果を得られるなど、結果的に相談者のためになっていたりすることが多い。なので基本的に高次元の神仏に力を借りるタイプの霊能者はあまり目立つことは無い。
言い方が冷たい
動物霊は情も薄いので、相談者の感情など気にすることもなく「4日後にその人は死にます」などとキツイ予言を平気で言ったり、「こうしないと地獄に堕ちます」と言った脅しのようなことも言ってくる。しかし、とり憑かれてる人間本人に対しては、自分が動物霊だと気付かれて祓われては困るので、それなりに甘い言葉で気を遣ってるみたい。
感情が荒くなる(嫌悪が強まる)
動物霊に憑かれるととにかく精神的に不安定になってくる。衝動的な行動に出やすくなる。感情のコントロールが効かない。一人でいるのが怖くて仕方がなかったりする。イライラして誰に対しても敵意が生じる。プライドが高くなり自分を否定する者を許せなくなる。自分が常に正しいと信じて疑わない。他人に対して批判的、攻撃的になる。何も無いのに嫌悪が生じて周りを敵視するようになったり家にこもるようになったりする。
動物霊の眷属になる
動物霊に憑かれると、生きてる間はすごい霊能者、大金持ちなどで済むのだが、動物霊に憑かれたまま死んだりすると、その動物霊の眷属になってしまい人間に転生できなくなると言う。これが最も怖い。
言ってる事が素晴らしい
本を執筆したり宗教の教義となると確かに言ってることが素晴らしく愛に満ちてるメッセージなのだ。この辺りが特に最近よく目にするタイプの霊能者のように感じる。動物霊の中でも特に賢いタイプはこの辺りの誘導がうまい。 メッセージが素晴らしいと、当然、書いてる著者も素晴らしい人だと考えるのが普通だ。
しかしよくよく読んでるとメッセージは素晴らしいのに、著者の個人的な発言の中に精神的に不安定さを感じさせる部分があったりする。自分を批判する者に対して罵ったり、やたら人の目を気にしてたりなど。 メッセージそのものを読んだり聞いたりして受け入れるだけなら問題ないが、直接の対話などでは眷属をつけられたりする事もあるので気を付けたい。

以上が動物霊に憑かれた場合の主な特徴なのだが、全てが当てはまるとは限らず例外もあるので、あくまで目安なのだ。 またここまで書くと、え?じゃあ、もしかしてあの霊感タレントは‥?あの人達は?と疑問に浮かぶ事もあるだろう。しかしここではこれ以上は書けない。今まで見てきた霊能者や体験を元にまとめてるので、私自身、霊能者でもないし、自分の判断に自信が持てない。 これを読む人自身でそれぞれで判断してもらいたい。

※2022年3月追記
あらためて現時点で分かっている情報を追記します。
動物霊は元々が動物だったものと、人間が化けたものという二つの考え方があると書いていますが、実際には両方共に存在しています。割合としても半々ぐらい。
またアチラの世界で動物霊が子を産むこともあり、前章で書いているCさんのお腹が妊娠したように膨らんだというケースは、おそらくこの事と関係しているのでしょう。
人間の頭を乗っ取ってコントロールしてくるのは、比較的知能の高い元々人間だった動物霊が多く、元々から動物だった 動物霊を集めて従わせているケースが多いです。
そして「言っていることが素晴らしい」タイプの動物霊と言うのは、元々宗教関係者が動物霊に憑かれて亡くなり、そのまま動物霊になったと言うのがルーツであるケースが多い。だからすごく哲学的な事もよくわかっている。でも動物霊になってしまったから苦し紛れに人間に憑いて‥ということなのでしょうね。

なお、動物霊は普通に現実的な生活をしている人には興味を示しません。
何か特別な力が欲しいとか、多くの人に注目されるような存在になりたいとか、そう言った欲が大きくなった時に縁付きやすいだけです。
この記事では色々エピソードを書いていますが、どれもみな最初は何らかの非現実的なものに興味を持つことがきっかけになっています。
本来彼らは「死んだ存在」であり無力です。我々が色々欲張ってしまい、そこに手を貸す形で彼らが現れ、誘導されてしまって影響を受けやすくなってしまうだけなのです。
なので上記の特徴などに囚われなくても、普通に必要以上に欲張らずに生活しているだけであれば、基本的には何も心配いりません。

獣霊憑依

私は漫画家としてデビュー後、会社を辞め某先生の所でアシスタントをしながら、ネーム作りに励んでいた。
そんな頃、N2さんから聞かされたのだが、霊能者N(娘)さんが離婚したらしい。 まだ新婚だったはずなのだが、詳しく聞けば結婚相手の先祖がきっちり納まってなかったらしく結婚したとたん一気にN(娘)さんにのしかかり、旦那さんと一緒に供養はするもののずっと体調はよくならず、どうする事も出来なくなったとか‥。
旦那さんはすごくイイ人で信用していたので失礼だと思ったのか、結婚するまで霊視はしなかったらしい。そんな事があるのかと‥、何かホント霊能者って気の毒だなと少し思った。
ちなみにN(娘)さんは当時、私より4,5才年上だったと思うが、とてもそんな年上には見えない可愛くて綺麗な人だった。旦那さんもすごく優しいと聞いていたので幸せになってくれたらなと思っていただけにとても残念だった。

やがて「ゆらとふるへ」の読み切り版の前編後編が、週間マガジンに掲載されることが決まった。ただ、この頃は既に自分の思い通りに描くと言うより編集のOKをもらうためだけに描くような形になりつつあり、妙なもどかしさがあった。既に会社も辞め漫画が生活の中心となりつつもあったので、生活できなくなったら漫画も描けないと思うと載せてもらえさえしたらそれでイイと言う気持ちになるのだ。

そんな頃、再びN2さんから今度は妙な話を聞く。霊能者N(娘)さんが離婚してから、N(娘)さんの兄が経営している会社がうまくいかなくなったり色々不幸があって大変な状態になってるらしいのだが、そのためか最近N(娘)さんの言う事も冷たくなり、この間はN2さんに対しても離婚しないと不幸になるとか言い出したとか。
ちょっと昔の会った時のN(娘)さんからは想像できない言葉だけに私も気になる。かなりNさん親子に言い負かされたのか、N2さんも真に受けているような感じがしたので、N2さんにはあらためて絶対に離婚するべきではないと言った内容の手紙を出しておく。N2さんには既に2人も子供がいるのだ。 どう言う不幸かは知らないが離婚したら子供の気持ちの方がもっと不幸になるのは間違いないと思ったからだ。

それにしても何で急にN(娘)さんが、そんなひどい事を言いだしたのかワケが分からない。また妙に供養の指示などの時間の指定が細かくなり、お金も取るようにもなったと言う。それも何十万と言う単位で取るのだ。
しかもN(娘)さんは3年後に300坪の自分の神殿が京都の上賀茂に立つと言うお告げがおりたと言いだしているらしい。これもまた変な話である。宗教でも興すのか?でもNさん親子は新興宗教などを極端に嫌っていたはず。

話を聞いてるとまるで以前Nさん自身から聞かされた動物霊に憑かれたタイプの霊能者のパターンによく似ている。多額のお金を要求するタイプや、自分の身体に霊を降ろさせたり、悪い予知も脅しのようにハッキリ言うタイプの霊能者は、言う事は確かによく当たるのだが、それは神様でなく神様に化けた動物霊や低級霊に力を借りてるタイプの霊能者だから下手に関わらない方がイイと昔は何度も聞かされた。
またそう言った動物霊は大概10年も経たないうちに離れるとも聞いた。ただ離れる時に運気も一気に持っていかれるので事故で死んでしまったりするケースもあると言っていた。
さらに憑かれたまま死んだりすると人間に転生できなくなるとも‥。 でも親子であれだけ守護神をつけている人がそんな簡単に低級霊に憑かれるとは考えにくい。どう言うことなのか、こっちも心配で仕方がなかった。

再びN2さんと連絡がつく。霊能者Nさん親子らとは縁を切る事にしたらしい。聞けばN2さんと一緒にNさん親子にお世話になってた人が別の霊能者に確認したところ、今のNさん親子は獣霊に乗っ取られていると言うのだ。だからもうNさん親子には関わらない方がイイとの事。
確かに獣霊(極端にタチの悪い動物霊)に憑かれているとしたら今のNさん親子の状態は納得がいく。
でもあのNさん達が何故?

N2さんが言うにはN(娘)さんがおかしくなる直前「最近私の家のまわりで怪しいケモノの霊が彷徨いてるんよ。私を狙ってるみたい‥」と言ってたらしいのだ。
その時は大したヤツではないからとN(娘)さんは言ってたらしいのだが、今にして思えばそのケモノの霊に憑かれたのかもしれないらしい。

おそらく離婚などでN(娘)さんが精神的に弱ってる隙をついて憑かれたのだ。でも守護神がついていても憑かれるのか?N2さんの話では、神様もあえて手を出さない事があると言う。ある意味今はNさんらにとって試練の時なんかもしれないとの事。ふと、守護神はついてる人でなく、ついてる人が他の人を助けるためについてる‥と言う話を思い出す。

N2さんは、もうNさん親子に関わらない方がイイと言うが、私はこっそり雑誌で信用できそうな霊能者を捜す。某ホラー誌で有名な霊能者に決め、手紙で相談を持ちかけてみる。
数日後電話で話す機会をもらった。しかし回答は同じ事だった。獣霊に憑かれた霊能者はどうしようもないし、憑いてる獣霊を祓うのも難しい。もう下手に関わるべきではない‥との事。やはりそう言うモノなのだろうか?どうしようもないのだろうか‥。

その後、マガジンスペシャルにて「ゆらとふるへ」の連載が決定。連載版では主人公の由良がクールを越えて冷血な性格になる。多分、私の中での今のN(娘)さんのイメージがそうさせたのだと思う。 しかしNさんらの話はこれだけでは終わらない。なんだかんだ言っても私は納得がいかなかった。自分を助けてくれた人達がそんな状況に追い込まれていて、ホントに忘れるだけでイイものなのか?
私は連載版「ゆらとふるへ」を京都で描くことにする。 京都に帰ってNさん親子についても何とかしたいと思ったのだ。

京都にもどって事務所をかまえ「ゆらとふるへ」を連載する事となり、友達や知人の紹介などで4人のアシスタントを決める。神戸、大阪の二人は大阪で会い、京都の二人とは京都で会って簡単な仕事の説明をする。 その京都の二人と会っている時のこと。その一人のIさん(年下女性)の母親が何故か突然一緒に説明を聞きたいと言って途中から現れる。まぁいっかと思い、挨拶した時からそのIさんのお母さんの顔色が妙に悪い。気になって聞いてみると一言「生霊が来てる‥」!!?

実はIさんのお母さん【以後I(母)さん】は、これまた霊能者だったのだ。霊能者だという話はIさん【以後I(娘)さん】から少しは聞いていたが、まさかいきなり会って霊視されるとは‥。
しかもまた生き霊に憑かれていたとは想像も出来なかった。ちなみにIさん親子の場合は、I(母)さんの方だけ霊視、除霊と活動してるらしく、I(娘)さんの方は漫画家志望のごく普通の女の子で、特に霊能者としての活動は何もしていない。

で、今度の生き霊は誰なのか問うと、これが実は例のNさん親子の生き霊だというのだ。??? 何故Nさん親子が私に憑いたのか? I(母)さんの説明では、Nさん親子は私が漫画家としてデビューして連載とれたのも自分たちのおかげだと考えているらしく、自分たちに連絡を取るように念じているらしいのだ。
少年誌での連載はそれなりに原稿料や研究費などお金が良く、そのお金を獣霊に憑かれたNさん親子が狙ってると言うのだ。 そして私がNさん親子を心配した気持ちも、京都に帰ってきた事も全てNさん親子の生き霊に影響されて無意識に動かされていた事らしいのだ。

何だか信じたくはないけどI(母)さんが、知らないはずの私やNさんらの事をスラスラ話すだけに(もちろんNさん親子とIさん親子は全くの他人)信じざるをえなくなる。
しかも話の途中からI(母)さん自身も攻撃を受けているのか気分悪そうにしていて、私も何が何だかわからなくなって、とりあえず帰ることにした。

後日N2さんらと連絡をとり状況を説明。私も考え直してNさん親子の連絡先を記したものなど全て処分しておく。あらためて自分一人で何とか出来るような問題じゃないと実感。もしIさんらに会う事もなく、気付かずに今のNさんらと連絡をとっていたら、脅しのようなお告げと共に多額のお金を取られて、下手すると私自身にも獣霊の眷属を憑けられ、おかしくなっていたかもしれない。
N2さんの話では、Nさんらに500万近く取られた人がいると言う話も聞いた。

そんなゴタゴタした状況の中「ゆらとふるへ」の連載は始まる。しかし新人には厳しい世界。人気を5位以内に保てないと打ち切りになるのだ。そんなワケで半年ほどで連載終了。 お金が貯まる前に終わったのでNさんらも見切りをつけたのか?それ以降特に何もなく縁が切れたようだ。
とりあえずビンボーのままでよかった‥。よかったのかなぁ?(涙)

Nさんらがこんな風になってしまった背景には、もちろん重なった不運による小さな心の隙間がきっかけにはなったとは思う。でも、まわりには理解され難い霊能者としての孤独感も大きな原因としてあったのだろう。
もしこの先、Nさんらに憑いてる獣霊が離れ、我に返って今まで自分達のしてきたことに後悔する時が来たら‥。その時のショックもまた計り知れないと思う。
それでも、そんな日が必ず来てくれることを今も願わずにはいられないのだ。

「ゆらとふるへ」の連載が決まった時、N2さんらは私に「Nさんはこんな事になってしもたけど、せめて漫画の中だけでは(主人公は)ハッピエンドにしたげてな」と言ってくれた。
そんな余裕もないまま打ち切りになったが(TvT)‥
いや、現実でも何とかハッピーエンドになって欲しいものだ。