セラピスト

経歴

冨嶋 克樹

  • 鹿児島に生まれ、京都で育つ
  • 大阪デザイナー専門学校卒業後、京都の鋳物メーカー「伝○工房」にて設計担当
  • 1996年 講談社マガジンにて佳作及び特別審査員賞を受賞、漫画家デビュー
  • 1998年 週間マガジンにて長編読切「ゆらとふるへ」掲載(心霊、古神道もの)
  • 1999年以降 月刊マガジンSPにて「ゆらとふるへ」を1クール連載(心霊、古神道もの)
  • 秋田書店サスペリア「開け!フタ」不定期連載。週間マガジン「死線」読切他、掲載
  • 2001年 諸事情により漫画家を休止
  • 2002年 3DCG製作会社「界グ○フィックス」にて、ゲームの3Dモデリングや2Dイラスト製作担当
  • 2004年 備品メーカーのミズ○マ工業開発にて、主にコ○ヨ向け新商品設計デザイン担当。その傍らカウンセリングの勉強を始める
  • 2007年 アトリエPUJA設立、無償請負業務を有償に切り替え、その傍らヒプノの勉強も始める
  • 2009年 アトリエPUJA-企画ブランド「京ひぷの」をスタート。またメーカーを退職
  • 2015年 企画ブランド「京ひぷの」を「ここれんね」に改名
  • 2017年 執筆本「 トラワレリンネの覚書 」を出版

アトリエPUJA 統括運営責任者

  • 日本ヒプノマネジメント協会認定 ヒプノナビゲーター 第K200016号
  • 財団法人関西カウンセリングセンター認定 心理臨床カウンセラー 第08P0153号
  • 京都私学学校教育相談カウンセリング研究センター カウンセラートレーニングAコース(100時間)修了
  • オープンセサミヒプノインスティチュート 年齢退行療法トレーニングコース 修了

その他カウンセリング、ヒーリング等を学ぶ傍ら独自でヒプノを研究中。
*商業誌掲載時の漫画などは「アトリエPUJA:代表者作品 」にて無料公開中です。

ヒプノとの出会い

多くのヒプノセラピストの場合、前世療法等の本や、ご自身がヒプノを体感して興味を持って…と言った方が多いと思います。
しかし私の場合はちょっとズレてしまってるんです。

私はヒプノに出会うずっと前、幼少の頃から前世の記憶らしきものを色々抱えていました。友人を見て何故かギリシャのイメージが出てきたり、ボーっとしてると天国の様な綺麗な景色のイメージが浮かんできたり、よくわからず何となーくこれって前世の記憶だったりするのかなーと考えることもあったのですが、自分ではただの空想だろうと思い直すだけでした。
おそらく当時は前世と言うものを信じること自体タブーのような気持ちで心にブレーキをかけていたのでしょう。
しかしそのブレーキが外れることが起こりました。

私が漫画家をやめた後のこと、私と前世で会ったのを覚えていると言う人に出会いました。
驚きました。自分がただの想像だと思っていたイメージが、その人と話しているといくつものイメージを共有していることがわかったのです。
そこからです。心の中で前世って信じてもいいのかもしれないと言う認識が生まれたとたん、芋づるのように次から次へと前世の記憶がよみがえってきました。

呼吸法や瞑想法なども覚え、どんどん自分の前世を思い出していくことにのめり込んでいきました。それに何の意味があるのかなんて考えていません。ただ面白いから探っていっただけなのです。
そして自分の前世の多くが、お坊さんや占術師だったこと、またそれぞれの前世がどういう形で現世に繋がっていたのか気付いていくことで、現世の人生の中では不可解な運命のその意味を自分なりに理解していくことが出来ました。

そんな中、私はカウンセリングを勉強するようになったのですが、心理療法の中でも特に催眠療法の効果の大きさに驚かされることがあり色々と調べ始め、前世療法などのヒプノセラピーの存在を知りました。
元から前世を色々見てることもあり強く興味を惹かれました。

特にヒプノで有効だと感じたのは、セラピストが見たり診断したりするのでなく、その人自身が自分で前世を思い出して色々なことに自分で気付けるというプロセスが、とても自分の中ではヒットしたのです。

私にとって前世は、人間がどれだけ似た人生を繰り返してきているのかを痛感させられるうんざりな記憶です。
何度も何度も生まれ変わっても人の性格ってなかなか変わらないのです。
いや、その記憶が本当かどうかを別にしたとしても、潜在意識にあるその人の凝り固まった価値観や考え、性格がヒプノを繰り返すと嫌になるほど浮き彫りになってくるのです。

そのことに自分で気付けるだけでも、自分を潜在レベルから意識的に変えていくイイ材料になります。人に言われるより自分で気付く方が、よほど自分を変えていく引き金になると思うのです。
この気付きを沢山の人に自身で体感してもらいたい、そう考えヒプノを始めたのです。

漫画家とヒプノセラピストの接点

漫画家とヒプノセラピスト。一見全く無関係に見える二つの単語ですが、実はこれは感情の開放と言う意味で共通してるのです。

私自身、別に漫画好きではありませんでした。マンガ本なんて数十冊程度しか持っていませんでした。
ただ自分は漫画が好きなのでなく、何らかの形で自分を表現したかっただけなのです。自分の内側にある感情を吐き出したかっただけで、それが出来るなら漫画でなくても音楽でも映画でも何でも良かった。ただ漫画は一番安上がりで、たまたま絵が得意だったから描いてただけなのです。

でもそれは死ぬまで描いていても、なぜ自分が描きたい、表現したいと感じているのかにたどり着けなかったかもしれません。
ヒプノを始めて特にそう感じました。

表現と言うのは感情の開放だと言うこと。
そして潜在意識に沢山溜まっている感情を開放していくと、心が軽くなる
と言うことに気付かされ、カウンセリングやヒプノを学ぶようになりました。

セッションを行うと、途中で大泣きされてしまう方も沢山います。そしてそんな感情をいっぱい剥き出しにして言葉に出来た人ほど、必ずと言っていいほどセッション終了後は、ビックリするぐらいとても素敵な笑顔になっているのです。

この笑顔を見るのが嬉しくて私はヒプノを続けているようなものです。
別人のように表情が変わるので、本当に毎回不思議な気分です…。