相手が、良縁かどうかを見極める方法

※初めての方はトリップする前に「れんねメモとは」をご覧ください。

せっかく今、書く気が起こっているので、この書く気が無くなる前に、もう一つ記事を書いておこう。 前回は好きな人に対しての話だったが、今回はまだ好きでもなんでもない、でも好きになるかも知れないような気になる人に対して、その人と自分が良縁なのかどうかを見極める方法だ。

老後のイメージ

これまでにも、あんまり感情が波立たない相手が良縁だと言う話をよくしてきた。 それは何のトラブルもなく、家庭円満で問題の少ない結婚相手を選ぶならの話だ。 よく見合い結婚は離婚率が低いと言うが、あくまで個人的なイメージだが、恋愛願望、結婚願望が元々低い人が、親に勧められて仕方なく結婚を考えると言うのは、それだけ感情の波も小さいからトラブルも起きにくい。

しかし恋愛そのものがしたいと言う場合は、その感情の波の大きさを楽しみたいと言う事でもあるので、すごくうれしい出来事もあれば、すごく苦しい出来事も同じだけ伴ってくる。
その「嬉しい、苦しい」の感情の波が恋愛であり、そういう恋愛がしたいのなら、ここで言う「良縁」とはちょっと違うかもしれない。

そもそも熱い熱い恋愛で永久にムチャクチャ楽しくて幸せな状態と言うのは、本当にあり得るのかどうかを具体的に考えてみてほしい。 仮にずーっと「幸せ」な状態が続くと「幸せ」そのものを「幸せ」だとは認識できなくなるものだ。 時々「不安な事」や「苦しい事」があって初めて幸せな時を「幸せ」だと認識する事が出来る。「苦しい事」が無くなってしまうと「幸せ」を認識できなくなり「退屈」だと感じるようになる。

なので退屈は嫌で激しい恋愛をずっとしたいと言う人は、わざわざ「良縁」を見分ける必要はない。今「好きでたまらない」人に対してどんどんアタックすればいいだけだ。そしてどんどん「苦しい」と感じる事を楽しむぐらいの方が「うれしい」と感じる事も増えてくる。そのすごく苦しいとすごく嬉しいの繰り返しによって「激しい恋愛」が成り立ってくれる。

ここで言う「良縁」とは、逆にトラブルが少なく感情があまり波立たない相手のことを指す。 こう書くと何だかそれって恋愛?って感じでもあるが、ようはそこそこの幸せ感と一緒に縁が長続きしやすい相手を見分ける方法だ。心応理講座でも紹介しているが簡単な方法だ。 気になる相手との老後をイメージしてみると言うものだ。

1. 気になる相手との老後が簡単にイメージできる場合

気になる人と、もし付き合ったらどんな風になって、結婚したらどうなって、老後はどんな風になっているのかを、順に想像してみるといい。
特にお爺ちゃん、お婆ちゃんになっている自分達の姿を、簡単に想像できるかどうかがポイントだ。
老後が簡単に想像できる相手とは、前世においてもそれだけ長く連れ添っていた可能性が高い。そういう相手なら、思い切ってアタックしてみてイイと思う。
ただ、中には前世において夫婦ではなく、兄弟として一緒に歳をとって、仲も良かった相手もいる。この場合お互い恋愛感情に繋がればうまくいくし、人によっては恋愛感情に至らない事もあるので、色々と工夫は必要かもしれない。
まぁでも身内だったなら、それだけ縁が深かったとも言えるので、十分良縁だろう。

2. 気になる相手との老後の前に別れのイメージが出てくる場合

付き合っている所までは出てくるけど、老後がイメージ出来ない場合や、別れのイメージが先に強く出てくる場合。
これは同時に「苦しい」感情がともなって出てくるようなら、前世で苦しい別れ方をした可能性が高い。こう言った場合、その苦しい感情が囚われとして根付いているために、お互い望んでもいないのに、別れる方向に無意識に行動してしまいやすい。

こう言った相手とは、恋愛そのものを楽しむと言う気持ちでならイイかもしれないが、将来の事も考えるのなら、好きにはならずに他の良縁を捜した方がいいかもしれない。
「恋愛は苦しくて楽しいもの」だと分かっている上なら遠慮せずにどんどんその人に挑んで大いに苦しんで楽しんで頂きたい。

3. 何にもイメージが湧いて来ない場合

老後はおろか、付き合っているイメージさえ出てこない場合。まぁイメージングそのものが苦手と言う事も考えられるので、試しに違う人でイメージしてみて欲しい。 違う人ならイメージできるのに、その人だけはイメージ出来ないと言うようなら、単に前世でも縁が薄かったか、つきあっても短かったのか。あるいはもしかすると思い出したくないような関係だったかもしれない。

あとは恋人として一緒だった前世はないが、親子や兄弟であったと言うケースもある。そのために想像しにくいと言う事もある。 まぁどちらにせよ、その人だけイメージが湧いて来ないような場合は、ちょっと何とも言えない微妙な関係と言えそうだ。

イメージを作ると言う手法は、ただの想像でしょ?と思うかもしれないが、そもそも想像は潜在意識に何らかの情報がないと出来ない。 未来をイメージするにも、やってみると分かると思うが、結構イメージする相手によって出てくる未来像は変わる。 「京ひぷの」の個人セッションでは、最初の練習で単純に景色をイメージしてもらう部分があるのだが、この景色が人によってバラバラで、多くの場合その後で行う前世体験の中で、そのイメージと似た場面が出てきたりして理解が深まる。
つまり簡単な想像も結構、前世の記憶で作られている事が多いのだ。

私自身も以前漫画家をやっていたが、その作品の場面の多くが、無意識に前世を思い出しながら描いていた事に気付かされたのは、ヒプノを知ってからだ。
小説家や漫画家は、前世の記憶に影響されながら作品を作っている事が分かる。画家や音楽家、芸術に携わる人達も多くの場合、その潜在意識に残っている吐き出したい前世での感情を作品を通して吐き出しているのだ。
なので、こんな簡単な心理テスト的なイメージ手法でも結構、前世や未来の手がかりが出てくる。

上記の方法は未来をイメージする方法だが、この未来であってもやはり前世で良縁だった相手の方が、イイ未来をイメージ出来やすい。だから人によっては未来をイメージしてるはずなのに、いつの間にか前世のイメージが出てくる人もいるだろう。
もっと確実なの方法は、相手の人と一緒にやってみる事だ。
お互いに一緒の老後がイメージできるような相手ならもう心配はいらないだろう。

良いイメージが出てこない相手とうまくいきたい場合

これは前回の片思いにも当てはまるので、そちらを見直す方が早い。そこに多少付け加えるなら‥。 一応、前世での縁が薄くても、これから濃くなる新しい縁もある事はある。 そんな相手に近づくには、相手の感覚に自分の感覚を近づけて縁を深めていくしかない。
感覚と言うのは、その人の価値観や感性のようなものをここでは指す。どんなものに触れどんな風に感じる人なのかをよく理解する必要がある。
もちろん相手が自分に近づいてくれるケースもあるかもしれないが、多くの場合互いに相手に自分に近づいて欲しいと考えてしまうものなので、状況を早く変化させるには自分が変わっていくしかない。 自分が変われば状況も変わる。

しかし変わると言うのは結構難しい。人の性格と言うのは、どれだけ転生してもなかなか変わらないものだ。その性格が変わらないのは、潜在意識レベルで根付いてしまっている「自己流のこだわり」とも言えるものが沢山あるからだ。

「こだわり」と言えば何だか聞こえはいいが、言い方を変えればただの「囚われ」に過ぎない。
この「囚われ」によって人は「苦しい」と感じ、環境が変化すれば「苦しみ」が無くなるものと錯覚して、環境に変化を求める。

「あの人の気持ちが変われば自分は楽になる」と錯覚して「あの人の気持ち」が変わるように必死になる。でもそれは「あの人」も自分に対して同じように考えているものなので、状況はなかなか変わらない。
状況の変化は「自分の気持ち」が変化した時に初めて起こる。 自分が変わって初めて相手も状況も変化するのだ。

相手の気持ちが知りたいなら、まず自分の気持ちを表現することだ。
ただし、私は好きって言ったのだからアナタも言うべき‥みたいな、相手に押し付けるようなことにはならないように。
それでは自分の気持ちを表現しているとは言えない。相手を動かすことを目的に自分を表現する演技をしていることのようになってしまう。
あくまで相手に関係なく自分が自発的に表現すること、変化することだ。
するとその波長に引っ張られて、こちらから何も聞かなくても、相手も自発的に表現してくれるようになる。

そうやって自分が変化していけば、悪縁もいずれは良縁に変化していくだろう。