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エネルギー逆転

霊能者Nさんらとの出来事以来、私はもう霊とかそう言うものとは縁が切れたものと思っていた。
漫画家を辞め転職しこのサイト「ゆらとふるへ」を開いて以降は、本当に精神的には運気が好転したかのように良いエネルギーに囲まれた時間を過ごせたのだ。
それはOさん達と出会い、自分の前世をいくつも思い出し。色んな良い意味での神秘体験を重ね、どんどん高次元の存在とのパイプが太くなっていく実感があったからだ。
ここでは話が反れるので多くは書かないが、似た人生を繰り返しながら少しずつ成長していく魂の実感。この現実よりも現実感のある鮮明感のある別次元への突入から、この世の全てが幻でありその幻の苦しみに人が囚われていると言う事実。でもそのここより鮮明感のある次元でさえ自分の想念に影響される幻の次元であり、本当の意味で全ての苦しみから逃れるには自分と言う存在そのものが無に帰らなければならないのではないかと言う感覚。そんな色んな感覚を味わい、これからどう生きるべきなのか考えさせられたのが2001年から2005年だった。

しかし昨年(2005年)からまた新たな変化が起こり始めていた。 なんと言うか上に上昇していく人と降下していく人とキッパリ二手に分かれて来てる感覚だ。

知人で某密教系宗教で修行をしてる人がいる。仮にDさん(年下主婦)とする。そのDさんと会うと確かにエネルギーの上昇が感じ取れて、私自身は宗教は嫌いではあるが、正直Dさんのやってる修行はホンモノだなと感心していた。
ところが、6月ぐらいから急にDさんと会うと何故か寒気がするようになってビックリ。
何があったのか聞くにも怖くて聞けない。 でも聞く前に向うから教えてくれた。
今までやってた修行とは別で、夢の導きからある霊能者の後継者になったというのだ。その霊能者は既に亡くなってるらしいが、遺言と夢のお告げとがピッタリ合って、偶然とは思えない成り行きで導かれるように道が開けていったため、Dさんはもう神様の導きだと信じて疑わないのだ。

そりゃ、普通そんな事があったら誰でも、運命だと感じて信じるだろう。 夢でお告げをもらい、現実で探したらお告げどおりのものが見つかって「あなたを待っていたのです。」なんて言われたら‥。
でも、そんな後継者になってからのそのDさんに会うと寒気がするのだ。

正直私が感じたのは、Nさんらと同様に動物か何かの低級霊に誘導されてハメられたとしか思えない。神様に化けて夢に現れるとか、偶然を引き起こして人を誘導するなど、そんな事は低級霊でも簡単に出来ることなのだ。しかもそれが力のある守護霊や守護神についてもらってる人であっても、その人本人の意思が低級霊の誘導に傾いてしまったら、神様も守りたくても守れないものなのだ。
Nさん親子だって何体も守護神がついてたにも関わらず獣霊に乗っ取られた。 守護霊や守護神が、ついてる人を見捨てる事はない。ただ、ついてる人が、守護霊や守護神を気付かずに見捨ててしまうだけなのだ。
何気に本人に、その後継者になった事は、今までやってた宗教の指導者には相談したのか聞いてみた。
指導者には言ったのだが「道に反する」と反対されたらしい。しかし本人は、もうこの運命こそが自分の天命だと信じて疑わず、指導者の警告を無視して続けているとの事。

また、これとは全く違う友人でも最近、そう言ったスピリチュアル系の仕事で独立しようとしてる人が何人かいるが、その中にも正直あんまり高次元とは思えない霊に力を借りてる人が多く、そう言う人に限って嫌悪が強いだけに、どうやって警告すればよいのか頭を抱えてしまうところだ。

そして去年は、私自身まで動物霊に憑かれてしまった事があった。私は動物霊や低級霊に近づくとすぐ寒気がしてわかる体質だから正直油断していたのだ。
それが自分では気付かないうちに知人を通して憑かれてしまった。 その異変に気が付いたのは、その知人に狐がついてるのが見えた時、そして見えるにもかかわらず寒気がしなかったため、自分自身に対してちょっと疑問を持ち始めていた。
しばらく何かおかしいと感じてはいたが、気にしなかった。しかし会社に行ってもどーも意識がボーっとしててなぜかやたら衝動的に会社を辞めて、何か霊的な事で独立したいと考えてしまうのだ。
でも意識の上では、それは動物霊の餌食になるとわかってるだけに何でそんなことを考えてしまうのか自分でもわからない。
また、やたら嫌悪が強く出て、なんでもない事で友人に対して本気で怒ってしまう。周りの人の全てが敵のように感じられるのだ。
さらにこの人はいかにも何かに憑かれていそうと思える人でも全然寒気がしない。もう寒気がしない体質に変わってしまったのだろうかと不思議に思っていた。

それがある時、その狐が憑いてるのが見えた知人に、身近に霊能者がいるというのでお祓いしてもらうように勧めたところ、その霊能者に祓ってもらう時に、話の中で私の事が出たらしく、私自身にも狐が憑いていると、その霊能者に言われたらしいのだ。
その話を聞いて一瞬そんなはずはないと言いたくなったのだが、いままでNさん親子や、他にも動物霊に憑かれておかしくなった人を何人も見てきただけに、自分の最近の様子を客観的に見ると、やっぱり自分は憑かれてるのかも‥と考えるようになった。そう考えると、狐が見えるようになったり寒気がしなくなったのも理解できる。
すると急に若干の寒気がするようになってきた。本来の感覚が微妙に戻ってきたのだ。

やっぱり憑かれてると思い、思いつく自分に縁のある神社をまわる。本当はこういう時、むやみに動くのはよくないのだが、自分の守護神とのパイプがやたら細くなってる事にも気が付いたので、そのパイプの太さを確認しながら、その守護神と縁のある神社をまわる事にしたのだ。
憑いてる動物霊に対して強く敵意を意識する事で、さらに寒気の感覚が戻ってくる。
しかし今度は気付いた自分を押さえ込むがごとく急に、このサイト「ゆらとふるへ」を通して相談メールが増え、そのどれもが霊的な話で、しかも寒気のするものばかりでビックリした。
急遽サイトを一時休止させて、一人一人解決策を返答しておくが、何人かはやはり自分に憑いてるとは考えようとせず、逆にこちらに対して嫌悪を向ける人もいた。

この後、以前に人から教えてもらった電話相談できる霊能者に見てもらい、やはり狐が憑いてると言われてお祓いを受けてみた。確かに狐は離れた気がしたのだが、何かも一つスッキリせず。念のためと思い知り合いの紹介で別の霊能者にも見てもらったら今度はニワトリが憑いてると言われて(@@;)?? ワケがわからずまた祓ってもらったのだが、何か取れた感じはあるけど同時にまた新たに何かついた感じもあって、何かどーもスッキリしない。
これではキリがないし結局、しばらくは毎日自分を客観的に監視しながら、そのモヤモヤとしたものに離れるよう意識を向け、あやしひ某友人らにも頼って、ちょっとした修行的なことを指導してもらったりもしつつ、激しい嘔吐感で結構大変だったのだが、2週間ぐらいかかってようやく全部抜けた感覚が戻ってきた。
気がついたら守護神とのパイプも太くなっていて、意識すると「憑かれるという事がどういう感覚かよくわかっただろう」と言わんばかりの笑顔の感覚が伝わってきた。

そんな事があって、これは確かに動物霊などに憑かれると自分で自分がコントロールできなくなりどうしようもない状態に追い込まれるということがあらためてよくわかった。
その後、普通に憑かれていそうな人に会うと寒気がするようになって、これはこれで困った事ではあるのだが、同時に今の自分の感覚が正常である事の証明にもなるので、ホッとする部分もあって非常に複雑な心境だ。

警告

もうこう言う霊関係とは縁を切りたい‥とまぁ毎年思ってる気もするが、今年こそは!と今年の初めに、さわやかさを意識してこのサイト「ゆらとふるへ」を大きくリニューアル(笑) 。しかし‥。 どーもこれは自分の宿命なのか、こう言った事から縁が切れない。
今年に入って、前世の記憶を共有しながら深い信頼関係を保っていた親友の一人であるAさん(年上女性)が、会うと寒気がする様になっていたのだ。
これは大変ショックだった。一緒に結構高い次元の記憶を共有していたAさんだけにまさか、そんな簡単にこんな事になるとは思わなかった。
しかもAさんの場合、単に動物霊に憑かれたと言うパターンとはまた少し違った。何故なら単に動物霊に憑かれたタイプであれば、私の場合会う前から寒気がしてわかるからだ。それがAさんの場合、会ってもすぐには寒気がしなかった。

Aさんは昨年、京都から他府県に引っ越して、ここしばらく会ってなかった。それが今年に入って、京都に来る機会があって久々に友人Eさん(年下女性)と三人で一緒に会ったのだ。
久々に会ったので三人とも楽しく会話を進めていたのだが、Aさんが突然、最近とある新興宗教に入信したというのだ。 Aさんは以前も別の宗教団体に入っていたのだが、そこの信者さんに会うと非常に高いエネルギーを感じられていたので、その団体に対しては私なりに特別信用していたのだが、そのAさんが急に以前の団体を抜けて、同系列の別の新興宗教に移ってしまったらしい。
ちょっとビックリしたのだが、まぁAさんは霊感も強いので、宗教をAさんなりにしっかり見極めることも出来るだろうと思っていた。

しかしそう考えた私の意思とは逆に私のティーカップを持つ手が微妙にカタカタと震え始めた。
あれ?っと思い、その微妙に震える手に意識を集中すると、Aさんがその宗教の話をするとAさんがパイプとなって、違う次元から異質なエネルギーがAさんを通してこちらに入ってこようとするのがわかるのだ。
何だこれは!?私は驚いて何も喋れなくなった。すぐには何が起こってるのか理解できなかった。単純な憑依と違ってこう言う形で低い波動が流れてくるのを見るのは初めてだ。
しかしAさんの言うその宗教団体の教義的な話はごくまともで、いや、それ以上にとてもよく納得できるものだった。一緒に聞いていたEさんはすっかり興味を示して身を乗り出す。私も理屈的には正しい事を言ってる団体だと評価したいところだった。
しかし体で感じてる感覚はそれとは全く逆であり、Aさんがその団体の事を話せば話すほど、寒気が増してくるのだ。

私は感覚的にその団体の話が受け入れられず、イイ感じがしない事をAさんに話す。すると何故か隣で聞いていたEさんが不自然に嫌悪感を私の方に向けて反論してきた。
Eさんは特に霊感もなく何も違和感なくAさんの話を受け入れてるようだったのだが、その不自然な嫌悪感を示す所が、何だか動物霊に憑かれた時の自分に似てる気がして、もう既にAさんから流れ込んでくる異質なエネルギーに協調してしまってるんじゃないかと感じ、それ以上言うのをやめた。

しかし、しばらく話してると、寒気の感覚が弱まってくるのを感じた。これは異質なエネルギーが弱まったのでなく、私自身が既に異質なエネルギーに影響されて、それを異質だと感じる感覚そのものが鈍ってきてるのだろうと思った。
早くこの場から逃げ出すべきだと思っていたのだが、何とかAさんとEさんに、この感覚を伝えるべきだとも思いながらも自分では理解できない恐怖感で口に出す事が出来ずに時間だけが過ぎていった。

私は、この時これだけエネルギーを受けていたら自分の波長も下がってきてるだろうし、今だったらあえてAさんから流れてくるエネルギーに波長を合わせて、その正体を見れるんじゃないかと考えた。
その次の瞬間、宗教団体の事を説明しているAさんからEさんにむけて一瞬、蛇が飛んでいくのが見えたのだ。
錯覚か? これはAさんの入信した宗教団体そのものが蛇に憑かれてると言う事なのだろうか?よくわからない。不思議なのAさん自身が低級霊に憑かれてるという感じではなく、あくまでAさんはパイプ役となって別次元から低級なエネルギーを送り込んで来ると言う感覚なのだ。

AさんEさんと別れて、後日あらためてAさんと会う事にした。やっぱり私が感じたものを本人に伝えるべきだと思った。Aさんとは互いに縁の深さを実感していただけに、私の言う事であればいくらか理解してくれるはずだと思った。

Aさんに前回会った時に感じたものを話した。そして昔、同じようにエネルギーが逆転してしまったNさん親子の話などもした。Aさんは首をかしげながら、気のせいなんじゃないかの一点張り。少しは何かおかしいかもしれないと感じてる部分もあるのか考え込んではいたが、やはりあなたの方の感覚がおかしくなったんじゃない?と言う結論しか出してもらえなかった。

確かに私の方が憑かれて、Aさんを異質に感じてる可能性も全くないとは言い切れない。
でも私は、こればっかりは今までの経験を頼りに自分を判断するしかないのだ。
Nさん親子や他の友人知人、私自身が憑かれた時の感覚と記憶、そして今感じているこの寒気を頼りにしか判断できない。
ただ、少なくともAさんよりは、かなりの数の色んなタイプの動物霊に憑かれた人を見てきているし、接してきた経験がある。自分なりにAさんに対する異質な感覚には確信があった。

しかしAさんとは結局、理解し合えないまま別れ、以来会う事もなくなってしまった。
またEさんにも説明しなくてはと思い会ったのだが、すでに私の知らない所でAさんと会っており、かなり影響を受けてしまったのか、Eさんまで私に対してその宗教団体のイベントに一緒に参加してみないかと誘われ、同時にEさんもパイプとなってそこから異質なエネルギーが私の方に侵入してこようとしているのがわかり、どう説明しても今のEさんは聞き入れないだろうと判断。私は逃げるように帰った。
霊能者は、その「人格」と「話す内容」と「エネルギー的なもの」は全て別物だ。しかし今回それが宗教についても言える事がよく分った。 教祖や信者の「人格」と「教義的な部分」と団体の「エネルギー」もまた全て別物なのだ。

次元上昇

さて、これだけ書くと安易に霊能者に関わるのもちょっと考えるだろう。 私の知ってる範囲の霊能者についても現在信用してる人は何人かいても、これから将来もずっと信用できるだろうと思える人は自分自身も含めて一人もいない。
すでに憑かれてる人は潜在的な不安から真っ先に嫌悪して苦情を言って来そうだが‥どうか勘弁していただきたい(←弱気)「私のメールは寒気しますか?」的な質問を送られても「寒気します」とは答えられません(笑)。でも、ホントに寒気がしたら最低限こちらから何らかのアプローチはしていく。
自分に出来る範囲でだが。 今回この記事を書く事にしたのも、最初にも書いたようにAさんや、この話の中に出てくる何人かの登場人物が当サイト「ゆらとふるへ」の事を知っているので、もし見る事があったらあらためて考え直してほしい、自分を客観的に見直して欲しいと思い書く事にしたのだ。

先ほどの宗教団体の話にしても、教えや理屈的には魅力的な団体は沢山ある。霊能者にしても言ってる事はもっともだと感じる人は沢山いるのだ。 しかしそれでもその「人格」と「話の内容」と「エネルギー的なもの」は全て別物。 生きてる間は見える部分では教えや理屈的な部分、人格的な所のウェイトが大きいのだが、魂の部分、死んだ後などはエネルギー的なウェイトもかなり大きくなってくるのだ。

それにしても何で次から次へとこんな事が、特に私の周りで起こってくるのか。全て単なる気のせいで片付けられるものなら片付けたい。 つーか、何かここまでを読み返すと、もしかして私が元凶?と思いたくなるぐらいだ(笑)。
いや、しかし反面非常にエネルギーが上昇してきていると感じられる人もよく見かけるようになったのも事実なのだ。 そんな人達の話は、まぁワザワザここで書く必要もないだろうと省略しているだけで、エネルギー的にも性格的にも非常に穏やかな波長に変わってきてる人、仕事などで今までの努力が報われはじめて成功しだしている人など、何人も見かけるようにもなってる。
おそらくよく言われる次元上昇とも関係があるのだろうと思う。動物霊や低級霊達も今のうち少しでも高い次元に移りたいと必死なのだ。だから変な話、彼らには彼らなりに頑張って欲しい様な変な気持ちもあるのだが(^^;)人間を踏み台にする事は彼らにとっても後々、足を引張るカルマとなるので、その辺りは遠慮していただきたい。

上昇のエネルギーが強ければ強いほどその下降の抵抗のエネルギーも強く働くもの。 その辺りで、うまく上昇していく人と、何かの弾みで抵抗のエネルギーにぶつかって流されてしまう人と二手に別れてきている感じがする。 一度堕ちてしまうと、また登って来るのはかなり大変だろう。 まぁこれもそれぞれの抱えているカルマによって決まってくると言う捉え方も出来るのだが、良いカルマと悪いカルマを持ち合わせ、その狭間の中の人も沢山いるだろう。 そう言う意味では人によっては一つの選択で大きく道が左右されてるようにも思えてくる。

今の自分が正しいと考える事は非常に簡単だ。努力が要らない。今のままで良いわけだから。
しかし今の自分は間違ってるかもしれない、今のままではダメかもしれない‥と自分を客観的に見直し、道を変えていく事は大変な勇気と行動力が必要になる。 そんな選択でポイントになってくるのは、表面上の利益や成功よりも、自分自身の心の深い部分での本当の安定に繋がる道はどちらなのかを重視するべき所ではないかと感じている。

表面上だけの成功や安定に価値があるのは生きている間だけの話である。しかし心の深い部分の安定は、死後の魂の安定にも繋がってくる。 そして深い部分での安定とはどう言う状態のものなのかをどう解釈するかによっても選択は変化するだろう。
この部分はその人自身の普段の意識の持ち方や価値観によって差が生じるので難しい所でもある。
どちらを選ぶかこれからの時代、心で魂のスパンでよくよく考えていかなければならない。 私自身特に最近よくそう感じるさせられる。

※ここまでが旧個人サイト「ゆらとふるへ」の「霊能者とは(2006年8月5日作成の記事)」より移植し復元した記事です。