Tags: 邪馬台国?(3世紀前後)

※初めての方はトリップする前に「れんねメモとは」をご覧ください。

奈良時代の前世がある程度出てくると、それを押しのけるように強く出てきたのがこの記憶。
昔の日本神話のような白い衣装に髪をヒョウタンくくりしている。ちょっと面白そうだから、そちらに意識を向けると、やたら霊的なエピソードが多く、卑弥呼のような存在も出てきて、その内容がどーも邪馬台国の伝説のような流れになってきた。

しかし場所については、どう感じ直しても九州でも関西でもなく出雲方面のイメージが強く出てくるのだ。
なので本当は出雲台国みたいな伝説があったら、そっちの方がイメージに近いのだが、出雲台国なんて書いても誰もイメージしにくいだろうと思い、内容的には、まさに邪馬台国っぽい流れなので、ここではこの記憶を邪馬台国の物語としてまとめてみた。

また、これをきっかけに邪馬台国と設定してヒプノで誘導するとどんな記憶が出てくるのかと思い、京ひぷの(ここれんねの旧称)でも邪馬台国をテーマにしたグループヒプノワークを試しにやってみた。その結果も最後に簡単に紹介しておこうと思う。

ちなみに邪馬台国は「やまたいこく」と読む。決して「ジャマたいこく」ではない。

  • 時代(西暦):200年代前後に生まれ、20代前後で亡くなる
  • 主に住んでいた場所:出雲方面(島根県)
  • 主な職業:巫女的なものと連絡係的なもの

さらわれる?(~5歳前後)

※以下は、グループヒプノで出てきた記憶をまとめたものになる。

  • さらわれる?
    さらわれる?

わりと小さな村だ。場所は出雲の辺り。時代は234とか、200年代辺りの数字が出てくる。

おそらく畑を耕して生活している普通の家庭に男の子として生まれた。とても優しい両親に恵まれ、笑顔の絶えない家族と言う印象だ。
この場面の中では自分は赤ん坊か、まだヨチヨチ歩きの状態だ。

ある日、知らない人が訪ねてきた。よくはわからないが何か役所の人って感じの印象だ。
その人と両親が話し合い、どーも自分が両親と離れて、違う所で育てられる事になった様だ。

でも、そんなに悲しい場面ではない。何か特別な意味で選ばれた子供が連れて行かれると言う感じの印象だ。なので、むしろ名誉な事の様で、寂しいけども両親は納得してる様子だ。

私はその人に連れられて、ある部屋に閉じ込められる。その部屋は、私の他にも何人か子供がいた。私はその子達とそこで一緒に育てられる事になった様だ。

巫女になる(5~10歳前後)

  • 巫女修行
    巫女修行

この前世は、この場面が最初に出てきたのだが、その時点では自分は女だと思っていた。
なぜなら、その部屋では自分以外みな女性で、私も一緒に巫女さんになる修行をさせられていたからだ。
自分だけが男だと分かってきたのはもっと後のことだ。

ただひたすら部屋に閉じ込められて、何か神様に祈るような儀式をいつもしていた。

どーも、私は誰か力のある人物に透視されて、ここでの役割があると言うことで村の中で見つけられて、両親から引き離され、ここに閉じ込められたようだ。
多分、他の子らも同じように連れて来られた子達なのだろう。

でも、別に苦しいとかは全くない。何かみんなで、目に見えない感じるものについて色々話すのは楽しかった。多分、閉じ込められている分、見えない領域に意識が広がりやすかったんだと思う。

詳しくは出て来ないが、この前世では、この時辺りから豊受の女神さんと頻繁にアクセスを始めてるような感じがある。そうやってアチラの世界にゆっくり繋がれることをいつも楽しみにしていた。

周りは、自分よりも年下の子もいれば、年上の人もいる。みんなをまとめているお母さんのような感じの女性もいる。
みなで10~20人前後だったと思う。自分以外みな女性で、今の感覚で言えば何てうらやましい環境だったのだと、なんとも言えない悔しさも沸いてくるのだが(笑)残念ながら当時の自分は心も半分女性だったようで、その辺は全く違和感を感じていなかった様子だ。

今世で女性のお客さんで、やたら巫女さんのイメージが出てくる人が多いのは、多分この時の縁のある人が結構いたんだと思う。何人か、この時代に会ってるなと感じるお客さんはいた。

悲しい太陽(10代前半)

10歳半ばくらいかになる頃、何となく自分だけ男だとわかってきた。それに気付くのと同じ頃から自分の役割だけ少しずつ変わっていった。

自分だけ、自由に外に出れるようになった。この辺から分かってきたのだが、自分が閉じ込められていたのは高床式の木の建物で、周りには農家のような家もいくつかあった。多分その家のどこかに自分の両親もいると思う。
でも、あんまり外の人と接することは禁じられていたようで、外の人と会話することもほとんどない。そのことに特に違和感もなく。
また両親にも特に会いたいとか、そんな寂しさもない。

さっきの部屋の中の巫女さん達は、外部と接触が出来ず、代わりに私が外との連絡係のようなことをしている感じだった。
これは現代では考えられないような厳しさだが、当時としては神に仕える者として結構普通の感覚だった感じがする。特に違和感は何もなかった。

  • 悲しい太陽
    悲しい太陽

印象的なのは、いつも部屋を出ると西日が見える。山に沈む太陽が見えるのだ。
その太陽をいつも眺めていたのだが、なぜか妙に印象的で何か特別なものを感じていた。
寂しいような悲しいような何とも言えない感じなのだ。

なぜ寂しくて悲しいと感じるのか、この時は分からなかった。
生活はとても幸せなはずなのに悲しい事は何も無いはずなのに、その太陽を見ると寂しく悲しいのだ。
自分の中では太陽を神様と思っており、その神様が山に沈んでいくのが、寂しく悲しいと感じるのかなとその時は解釈していた。

思春期(10代後半)

  • 禁断の恋?
    禁断の恋?

部屋の中の巫女さん達は、もちろん恋愛など禁止されていたし、自分もそれは十分認識していた。

ある時、何か特別な儀式があって、定期的にその部屋の中から誰かが選ばれるのか、ある巫女さんが選ばれて、その儀式の準備に自分も立ち会った。

この時、自分はその儀式に出る巫女さんに恋愛感情のようなものを感じていた。それはその巫女さんの方も同じように感じているのが分かる。
どーもその時、多分その巫女さんとは、前世で恋愛関係だったことを、お互いに思い出していたような感じがある。でもそう言った感情を強く出すと、すぐに周りに気付かれることもよく分かっていて、コッソリ想い合って居たような、そんな場面だ。

しかし、そう言った感情が出てくるようになると、もう役目は終わりと言うことかも知れない。
その巫女さん関係の部署で、変わらず働いていたものの、巫女さんの部屋に入る時間は少しずつ減っていった。と言うか自分も出来るだけ意識されないように気を付けていた感じもある。
その頃には巫女さんの部屋に入る事も無くなり、ほとんど出入り口での連絡係がメインのような感じになっていた。これ以降は、わりと普通の男性と言う感じで村の中を色々回って、働くようになっていったようだ。

当時、あの部屋で自分のことを慕ってくれていた妹のような年下の巫女さんもいたが、巫女さんを辞めたのか卒業したのか、その部屋を出て村の男性と結婚して、自分が祝福してあげている場面も出てきた。一定の歳になると卒業みたいな感じなのかもしれない。
また自分も誰か慕ってくれている女性(先ほどの巫女さんとは別っぽい)がいて、その人と結婚したのか、まだ約束だけだったのか、その辺はわからないが、そんな感じの場面も少し見えた。

卑弥呼(20代前半)

  • 卑弥呼?
    卑弥呼?

その村をまとめていたのは、年配の女性だった。雰囲気からして「卑弥呼」と呼べば一番イメージがしっくりくる。ある日、村全体の何か儀式があり、みんなが社の前に集まっていた。
やがて、卑弥呼が現れた。

自分も比較的近くの立場ではあったものの、そうそうお目にかかれないようで注目していた。確かに霊感ぽいものは持っている人で、この人の前世は宇宙人だなって言うのも感じている。
宇宙人て概念がこの時代にあったのかどうかは分からないけど、違う世界から転生した人と言う認識で見ている。

面白いのは、彼女は胸元に大きな丸い鏡を持っていた。みんなから見て東に立っており、午後だったので、みんなの背に山と太陽があった。
卑弥呼はそれを利用して、鏡に太陽を反射させて、みんなを照らすのだ。

この時代、鏡と言うものは無かったのか、貴重だったのか。
みんな鏡と言うものを知らなくて、本当に卑弥呼が強い光を放ってる様に思って拝んでる感じだった。

自分は、それが単に鏡に太陽を反射させて見せているだけと、誰かから聞いたのか、あるいは知っていたのか、なるほどうまい事やってるなぁと感心している場面だった。
でも卑弥呼自身、そういった霊的なパワーもあること自体は認めてる感じでもあった。ただもう50代ぐらいで、あんまり力がなさそうで、卑弥呼が亡くなった後どうなるんだろうと言うのは、ちょっと考えていたっぽい。

国の危機(20代前半)

何かこの国で大きな問題が起こった。おそらく卑弥呼が亡くなったのだろう。そんな不安感が漂ってる。

そしてそこに付け入るかのように、よその国から訪問者が来るようになってきた。本来、よその国の人間は必要以上に入れてはならないような空気があったと思うが、やはり卑弥呼が亡くなってから、体制が変わったのか。その辺が原因で色々と問題が起こるようになってきた。それまでこの国はとても平和っだのに、それを何かが脅かすようになってきた。

これまで通り、祈りや信仰を中心とした国のまとめ方に賛同するグループと、外部からの脅威に立ち向かえるよう戦える国に変えようとするグループとの間でもめていた感じだ。そんな不安感が漂う日々がしばらく続いた。

多分それまでは卑弥呼がシンボル的な役割で、特別な力を持っていると信じられていて、それで人々をまとめる事が出来ていた。
同時にその噂が、よその国にも広まっていて、まったく内部的な事が見えてこない国として、簡単には手出しが出来なかったのだろう。

それが卑弥呼が亡くなってから、何かよその国の文化や技術を取り入れようとしたのか、交流を持ち始めて、それでこの国の内部的な情報も漏れるようになって、武器など全く持っていない、不思議な力も噂に過ぎないみたいな感じで見られるようになったのかもしれない。
そしてそれが、この国の最後に繋がったようだ。

悲しい太陽のワケ(20代前半)

  • 突然の死 (1)
    突然の死 (1)
  • 突然の死 (2)
    突然の死 (2)

その場面では私は村の外側近くにいて、西の山の方を見ていた。何か変化に気付いたのか、山の方で何かが動いてる。

ふと、その山の上の太陽を見た。次の瞬間、その太陽から矢が飛んできた。
この時の自分は、どーもその矢が人を殺す道具だとは理解出来なかったらしい。そもそも人を殺したり殺されたりと言う概念さえも無かったように思う。意味も分からず避ける事も無く、そのまま矢が胸にまっすぐ突き刺さった。

何が起こったのか全く分からなかった。でもそんなに痛みは感じなかった。ただ、だんだん意識が薄れてくるのは分かった。

その薄れていく意識の中で、太陽の向こうから大勢の馬に乗った人々が押し寄せてくるのが見えた。村の人達が、次々と殺されて行く。

この辺りは、もう意識があるのかそれとも、身体から抜け出て見てるのか分からない。空から見下ろしているようなイメージも出てくるので、亡くなった後かも知れない。

どこか別の国が攻めてきたのだろう。邪馬台国は抵抗するような武力を持ってなかった感じだ。

何か大きな石を、テコの原理で飛ばして抵抗する人達もいた。多分、脅威に立ち向かえるよう準備していたグループの人達だと思うが、それもアッサリ避けられて、あんまり役に立ってるようには見えない。そもそも戦う意味自体理解できない人達ばかりだったので無理がある。

多分、卑弥呼が亡くなって、もうこの国には力が無いと見られるようになって、一気に攻められ滅ぼされたっぽい。

邪馬台国は、何か財宝があったとかと言うより、何か優れた技術力があって、それを秘密にしてたのか、あるいは事実以上に他の国が何かあると思い込んでいただけなのか、そんな感じで攻められて、技術ともども持ち去られたって感じだ。そしてそれらの伝説を、攻めてきたよその国が自分達の国の伝説のように語られるようになった‥そんなイメージもある。

ちょっと気になったのは、卑弥呼の持っていた鏡だ。あの鏡も奪われていった。もしかしてあれが今で言う「八咫の鏡」になったのでは、と言う気もちょっとしたが、その辺はわからない。
それよりも、卑弥呼はあの鏡に太陽を反射させて演出していたが、それでも神々しさのようなものはちゃんと感じられた。それが今は西日を背にしてよその国の軍勢が攻めて来たのが、なんだかショックだった。
今まで優しく見守ってくれていたはずの太陽が、今は敵の味方をしているようにも見えて、そう感じてしまう自分もとても悲しかった。何だか神様に裏切られたような気分だ。

日が暮れる前に、完全に滅ぼされた感じだ。
何故あんな平和な優しい人ばかりの国が、こんな形で滅ぼされたのか理解できなかった。
その状況を死んだ後の自分が見下ろしている。そんな場面だった。

  • 悲しい太陽のワケ (1)
    悲しい太陽のワケ (1)
  • 悲しい太陽のワケ (2)
    悲しい太陽のワケ (2)

同時にこの亡くなる場面の中で、一つすごく納得したことがあった。
小さい頃いつも、あの巫女さんの部屋から出て、西の山に沈む太陽を見るのが妙に切ない感じで好きだった。それは太陽が神様のように感じると同時に、その太陽が山に沈んでいくのが、とても妙に寂しく悲しいと、この時までずっと思っていた。

しかしそれは違った。

あの寂しさ悲しさは太陽が沈むからではなく、このとても平和な国が亡びる運命であったことが、とても寂しく悲しかったのだ。
あの切なさは、今この一つの平和な国が亡びる瞬間の、沢山の優しい人達が無残に殺されていく、それを見ながら亡くなる自分の、この死の瞬間の切なさだったのだ。
大好きな村の人々が次々と殺されていく、その悲しい苦しい想いが。その様を見ているのが、とてもつらくて悲しかったのだ。
その人生最後の瞬間の気持ちを、小さい頃から理解し感じ取っていたようなのだ。

結局この前世は来世のための修行の人生と言う感じもあった。神様と色々繋がれたのはうれしかったし、おそらくこの時の感覚が、後のいくつかの生でも生かされていると思う。詳しくは思い出せないが、それなりに結構イイ影響を与えてくれた修行方法だったと思う。
最後は殺されたが、それによって消化されたものも沢山あったと思う。そんな風に感じる自分もいたようだ。

体験の検証

この村は、いわゆる邪馬台国なのか。その衣装や巫女さんの重要性。卑弥呼のような女性のまとめ役の存在。イメージ的にはピッタリ合うのだが、唯一違うのは、その場所が出雲であると言う事。

だから出雲台国なんて伝説があれば、そっちの方が自分的に納得がいく。
でも聞いた事ないし、イメージ的に近い所で言えばやはり邪馬台国の伝説になる。

そこで、この記憶が自分だけなのか気になったので、京ひぷの(ここれんねの旧称)で特別「邪馬台国」編として邪馬台国をテーマにした前世セッションを行った。
そこでの参加者の体験談はサイトに載せているので、そちらを見てもらうとして、ここではそのセッションで出てきた共通点をまとめてみたい。

・霊的な文化が中心となっていた。
・国を取りまとめるシンボル的な女性が一人いた。
・その女性が亡くなったか何かで、その後、争いが起きた。
・国が滅んだ。

こんな所だろうか。まぁでもこの辺りは、普通に伝説としてよく聞く邪馬台国の話なので、そう言った概念も反映されてしまっているかもしれない。

もう一つ気になったのは、その参加者4人のうち2~3人が、場所は関西方面と答えた事。
そしてリンク誘導(参加者同士で会ってる場面に誘導する手法)では、その3人のうち特に2人は互いに認識できた事。
そして、その参加者のうち1人と私だけは、その3人と会ってる場面がまともに出てこなかった事。

逆にその1人は私の中では、あの巫女さんの部屋の中で年上の女性としてイメージが出てきた事と、逆にその人自身も誰か弟のような人物がいて、その弟が部屋の外に出ることが出来て、色々外の話を聞かせてくれたと言うイメージが出てきた事。
もしその年上の女性がその人で、その弟が私だとしたら、同じ国の話と見ることが出来る。

そして私の中では、どうしても国が滅んだ場所が出雲だと言うイメージ。この辺から、もしかすると、その1人の人と自分がいた国と、他の3人がいた国とは、別の国だったのか、同じ国でも生きた時代が違ったのか、どちらかではと思っている。

あと、他のお客さんの記憶で出てきたのは、九州から関西へ移動していたと言うイメージ。これも分かるような気はする。その途中で何度か滅んでは、滅んだ国のイメージを元にして、また国が造られたとか。そう言った点在する霊的な力を軸にして作られた国の話が、邪馬台国の伝説の原型になっているのかなとは思う。

ところでもう一つ気なる点。
この前世においても、自分は「矢」に刺されて死んでいると言う点。信長の時代と同じだ。実は別の前世でも矢で死んでいる前世がいくつか出てきている。この何故いつも殺される時は「矢」なのか、その理由も最近わかってきた。
その理由の分かる前世の話はまた別の機会にしたい。
いつになるかは‥‥お察しの通りだ!

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